テーマ:経済学

書評。「伊藤清の数学」。われわれが思っていた以上に、伊藤清先生は偉かったらしい。

高橋陽一郎(編)「伊藤清の数学」日本評論社、2011年。弟子達が評価できないほど伊藤清は偉かった。この本を見てもそれは分かる。なぜなら、本書に寄稿している関係者のうち、伊藤清の学問業績をきちんと説明できているのは外国人だけなのだから。 西尾眞喜子はおざなり。池田信行は老人の繰言。杉田洋は学生風の感傷メモ。高橋陽一郎の人を見る目のな…
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小島寛之「数学で考える」を読む。本書は数学の本。それも数学基礎論の本です。

小島寛之「数学で考える」 青土社、2007年を読む。本書は経済学の本というより、数学の本といって良い。面白いのは、初出が「SFマガジン」や「文學界」なのに、本の内容が、純粋に数学の本となっていることだ。それも数学基礎論。 年金問題が「ヒルベルトのホテル」を表している、ということは容易に想像できた。「無限の魔力」を使って、ところてん…
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小島寛之「確率的発想法」を読む。本書は数学の本ではありません。経済学の本です。

小島寛之「確率的発想法-数学を日常に活かす」NHKブックス、2004年を読む。まったくの予想外のことだったので、意表を突かれた。 1.本書は数学の本だと思っていた。それが、経済学の本だった。それも、著者は「人間の欲望を解明する手段としての学問」として経済学を位置付けているようだ。この位置づけじたいには反対しないのだが、人間の欲望を…
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