長澤正雄「シュレーディンガーのジレンマと夢」を読む。量子力学ファンは見逃せない革命的な本。

「量子力学オタク」と呼ばれる一群が世の中に存在する(と思わざるをえない)。その証拠に、量子力学の本、とくにその解釈問題に関する啓蒙書があふれるほど出版されている。

「シュレーディンガーの猫」、「多世界解釈」、「ベルの不等式が反証された」、「二重スリット問題」。。。。

そう、アインシュタインの論文で、引用された件数の最大なものは、桁違いに、Einstein-Podolsky-Rosen の1935年の論文である。それだけ、学会でもかしましい。

一方、「このような根本的な問題に関わるよりは、さっさと量子力学を用いた計算に習熟せよ。その方が役に立つ。」と避けて通っている一群もいる。

まったく百家争鳴である。

そこにまた一書が投じられた。今度の波紋は革命的である。実に本質的で説得力がある。他の物理学者から意見が出てこないのはきわめて不思議である。(専門家の閉鎖性考えれば、あたりまえかな?)

著者いわく、「量子の運動はいたるところ微分不可能な確率過程である。」

こまった。いたるところ微分不可能。。。高木貞治の「解析概論」にあったっけ。Weierstrass, Riemann ?
さ、勉強、勉強。



*************
長澤正雄「シュレーディンガーのジレンマと夢 - 確率過程と波動力学」森北出版、2003年。

画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック