エコカーの幻想。消費エネルギーはガソリン車といっしょ。

エコカー振興が信仰となっている。消費者もエコカーなら「すべてよし」と思ったなら,それは間違いです。

そもそも,同じ重量の自動車を動かすエネルギーは,エコカーだろうが,通常のガソリン車だろうが,いっしょなのです。こんなことは,物理学の簡単な「定理」です。

1.ハイブリッド車は,エンジン出力の余力で発電し,その電力をエンジン出力の補助に使っているのです。例えば,下り坂で発電し,それを電池に貯め,上り坂のときに電池から電力を取り出してモータを回しているのです。エネルギーの元は,一言でいえば,ガソリンエンジンです。

2.ハイブリッド車は,従来のガソリン車に比べ,「電池+モータ」を余分に搭載しなければならず,重量的に不利になっています。エンジ余力を貯めるメリットがこの重量のデメリットを上回らなければ,ハイブリッド車の意義はありません。ガソリン車が,「エンジン余力」が出ないような設計になっていると,ハイブリッド車のデメリットが顕著になります。

3.電気自動車は,エネルギーの元を電力会社の発電所にしているだけです。これも,「モータ+電池」の重量が,従来のガソリンエンジンの重量に比べて小さくないと,存在意義はありません。(ただし,他の条件はおなじとして。)
いわば,「火力発電所」を自分で搭載するか,電力会社に頼るかの差です。

要するに,動力源をどこにおくか,エネルギーを中間的に貯めておく方法をどうするか,という議論に尽きます。

問題なのは,そもそも,重量のあるもの(人間,物資,自動車)をいかに出発地から目的地まで運ぶかということを議論することです。

(この項,つづく。)
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