ギリシャ語(31) アスペクトについて(2)

英語のアスペクトについて、Bernard Comrie はなんと言っているか。

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A.2.1.英語
英語には,動詞の体系の全体にひろがっている,ふたつの,アスペクトの対立がある。つまり,進行相( be 動詞十動詞の -ingの形式)と非進行相との,バーフェクト(動詞の have + 過去分詞)と非パーフェクトとの対立である。非状態動詞のばあいでは,進行相と非進行相とのちがいは,一般的には,進行の意味と非進行の意味のちがいである。しかし,おなじような対立をもっている,ほかの,おおくの言語とはちがって,英語ではこの形式的な対立は状態動詞にもみられる。そして,ここでは,時問的に限定された状態(進行相)と時間的に限定されない状態(非進行相)とのちがいが,意味のちがいとしてあらわれてくる。パーフェクトと非パーフェクトとのちがいは,パーフェクトの意味と非パーフェクトの意味とのちがいである。ただし,過去のパーフェクトP1uperfectと未来のパーフェクトFuture Perfectとは,相対的な時間の関係づけをもさししめすことができる。そのほか,過去テンスにだけ, used to という助動詞をもちいて,つくる習慣相が分離している。この形式は,意味のひとしい非習慣相におきかえることができる。非習慣相は習慣の意味を排除しないのである。

Bernard Comrie, Aspect - An Introduction to the Study of Verbal Aspect and Related Problems, Cambridge University Press, 1976, 山田小枝訳, むぎ書房1988。

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