東電の技術レベルはあまりに低い。冷却系統図さえ間違っている。 冷却系の系統図の間違いを指摘したが、東電のホームページを見ると、彼らが作った系統図も間違っている。なぜ、こんな初歩的な間違いをするのだろうか。だれが教育したのか。 何が間違いか。添付図の「熱交換器」での水の流れが逆なのだ。一次系は熱交換器で温度が下がる。したがって、媒質の流れは上から下へとなる。温度が下がると密度が上昇して重くなる… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月08日 続きを読むread more
2号機の原子炉損傷は、14日18時00分ではないか。福島第一原発のデータを読もう(3) 東電が発表している福島第一原発のデータを読むと、2号機内の圧力は、3月14日18時ごろに急減少しているので、圧力容器に穴が開いた時刻は、この14日18時ごろではないか。もちろん、原料の溶融はその前からで、燃料が圧力容器の底に落ち、鋼鉄製の圧力容器を溶かし穴を開け、圧力容器の底から格納容器内へ燃料が落下したのではないか。 ただし、本… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月08日 続きを読むread more
3号機の原子炉損傷は12日12時10分ではないのか。福島第一原発のデータを読もう(2)。 東電が発表している原子炉の圧力データを信じるとすれば(計測系の信頼性は検証が必要)、「A系原子炉圧力」なるものが、3月12日 12:10 までは、ほぼ 7.5 MPa に保たれていたが、それ以降急激に減少している。すなわち、12:45 に5.6 MPa、13:05 に4.8 MPa となっている。なぜ圧力が減少したか。原子炉が損傷して内… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月08日 続きを読むread more
福島第一原発。ベントが逆流した可能性は低い。 原発の設計に数々の問題があるのは予想されるが、昨日来の「圧力抑制室からのベント配管が建屋からのベント配管と合流しているので、水素が建屋に逆流して、水素爆発をおこした」との論理には承服できない。ふつうの技術者なら、ただちにこんな暴論は否定するだろう。 1.気体は圧力の高いところから低いところに流れる。今回の場合には、大気の圧力が一番… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月05日 続きを読むread more
福島第一原発のデータを読もう(1)圧力と水位。 東京電力が発表している福島第一原発のデータを読んでみよう。計測系の信頼性が低いので、出ている値はそのままでは個々に信用できないが、素人なりに、何が起きているか想像するわけだ。 (1)1号機の圧力・水位および温度のデータ 3月12日からA系原子炉圧力は 0.5 MPa に低下している。大気圧に近いが、0.5 M… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月05日 続きを読むread more
冷却システム図さえ間違っている低い技術リテラシー 福島原発の燃料貯蔵プールに循環型の冷却システムを取り付けることになった。当然の事だ。そこで、巷では添付のようなシステムズが出回っている。これを見て、間違いに気付いているひとはどのくらいいるのだろうか。一見しておかしいと思わないのだろうか。 ・水は温度が上昇すると密度が下がり(軽くなり)上方に浮上する。したがって、熱いものを冷やそう… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月01日 続きを読むread more
福島第一原発は爆発したのですよ。しっかり覚えておきましょう。 福島第一原発の建屋は爆発によってすっ飛んだのです。しっかり覚えておきましょう。3号機の爆発の福島テレビの映像をしっかり網膜に刻み込んでおきましょう。(この映像は報道管制にかかっているのだろうか。)火災もおきています。 なぜ、爆発現象が起こるか。燃料を包んでいるジルコニウムが水と反応して水素が発生し、それが酸素と爆発的に反応している… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月01日 続きを読むread more
福島第一原発の状況。ちっとも変わっていない。依然として危険な状態。 東京電力の発表を鵜呑みにするのではないが、彼らが発表とした数値をもとにすると、以下のような現状評価が考えられる。ただし、東電は発表した図は、「メルトダウン」した状況の図ではない。燃料は圧力容器を突き抜けて、格納容器の下部に塊となっているはず。さらに、格納容器の底も突き抜けているかもしれない。 1号機 ・水がまったくない。空焚きの… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月01日 続きを読むread more