スペイン紀行(1)住宅建設が過熱しているが、不景気だ。

スペイン南部とマドリッドに行ってきた。各地での感想は個別に書くとして、総合的には次のような感想を得た。

1.スペインは工業国である。地中海沿岸など、工場が多い。農業はオリーブとオレンジを作っているのだろうが、そればかりでなく、やはり、工業が進んでいる。フランスが農業国と言われるのに対比されるのではないか。ドイツほどではないが、スペインの工業は無視できない。

2.住宅建設が依然として各地で盛ん。大都市の郊外では若い世代向けと思われるアパートの建設が目に付く。特に、グラナダ。狭い土地に、郊外に広がって新築住宅を盛んに建てている。バブルがはじけて、スペインは経済状況が芳しくない、との国外での評判をよそ目に、現場では依然として住宅が建設されている。

3.高速道路の建設がいたるところでなされている。景気対策として、国家がカネをつぎ込んでいるのだろうか。山の中でも高速道路を建設している。こんな状況を見ると、日本の建設族は狂喜するに違いない。

4.全般的な景気は悪い。観光地に観光客がいない。アメリカ人も少ない。中国人はまだ来ていない。いるのは日本人のパック旅行客ばかり。人がいたのはサグラダ・ファミリア位。トレドも、アルハンブラも人ごみにはなっていない。ちょっと待てば、人のいない写真が撮れる。こんなことでは、観光収入はとても期待できない。

5.日本車が少ない。多分、EUの日本車追い出し作戦が成功したのだろう。税制だけでが外国車を排除できる。この政策は見習わなくてはいけない。

6.実のなったオリーブを取り入れていない。本当なら、外国人季節労働者を受け入れて果物の取入れをするのだろうが、とても出来ていない。外国人労働者を雇い入れれる状況にさえなっていないようだ。

7.物価が安い。安い物価は不景気のしるし。需要が低迷しているのだ。住宅は買うが、一般消費財には手を出す人が少ない。余裕がないというべきか。ゆとりがないと言うべきか。ともあれ、不景気が続いている。

スペイン各地の状況と感想・意見を書いていきます。


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