長澤正雄「シュレーディンガーのジレンマと夢」語録(5)「真理」は存在しない。

(つづき)

p124
さて、理論に拠って自然を認識する。これはいい。大賛成です。そのとき、出来のいい理論と出来の悪い理論がある。間違うこともある。それから理論には適用限界がある。そてに、自然をよりよく認識する、したい、これは人々がやっていることです。しかし「理論に拠って自然の真理を認識する」というのには賛成できません。真理という概念はファシズムです。

真理を掴んだ(と信じた、あるいは信じた振りをした)者がファシストになる。そして、おまえ(のしていること)は真理に反する、と言う。そう言ってやっつける。下手をすると殺される。

真理という概念は人間の妄想が作ったものだと思います。私は真理という概念は捨てました。理論について言えば、出来がいい、出来がわるい、位のところでやっていこう。所詮は人間のやることだ。そう考えています。

p125
存在しているのは、自然や世界、そこで起こっている現象、それと人間が作った理論です。これらの存在は確かめることが出来ます。
自然や世界や現象と理論の間に真理という中間項を入れる必要は無い。真理という中間項を入れるのは人間の作った妄想だと思います。
真理という中間項が存在しているかどうか確かめることは出来ないし、理論を作るときその存在を仮定する必要もない。

***
(引用者感想)
すばらしい考えです。教えられました。

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