ぶれ球はなぜ起こるか。流体力学のお勉強。(その19)

(その18)ではレイノルズ数が 15,000 のときの気流可視化写真を示した。つぎに、レイノルズ数が 30,000 の時の写真を示そう。(実際のシュートは 10**5 のオーだのレイノルズ数になる。)

この写真から何を読むか。

1.剥離点(線)が後流にうつっている。流れの勢いが増したので、剥離点(線)が後ろに流されているのだろう。

2.剥離点(線)が上側と下側とで対称性にすこしぶらつきがある。上側と下側でずれている可能性がある。

3.そもそも、球の真横(最高点)より後流側で剥離が起こるときには、その剥離点が安定することは難しそうだ。

4.剥離点が上側と下側で違っていたらどうなるか。揚力(横力)が生じるに違いない。

5.剥離点が一定でなく、時間と共に揺れ動いたらどうなるか。揚力が時間と共に変化するに違いない。

そう、見えた。剥離点が時間と共に変化するから、ボールに対する揚力(横力)が変化し、ぶれ球になるのだ。

レイノルズ数は流体力学においては基本的なパラメータである。対象とする現象のレイノルズ数をしっかり抑えて議論しよう。(この写真では、本当は、まだレイノルズ数が足りない。おおきなレイノルズ数の写真をとるのは難しいのだ。)




画像



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ぶれ球はなぜ起こるか。流体力学のお勉強。(その18)
http://44579446.at.webry.info/201008/article_56.html

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