チェコ語のおはなし(2)ロシア語との類似

スラヴ語ではロシア語が一番の勢力を張っています。日本でも、ロシア語が分かる人が、ずいぶんと多いでしょう。ロシア最盛期には、数学や物理学をやる人はロシア語もできました。トルストイやドストエフスキーを読む人はロシア語を勉強しました。

さて、チェコ語の文法体系はロシア語とあまりに似ているので驚きます。

まず、名詞に格があります。ラテン語から続く屈折語の伝統です。英語、フランス語にはありませんが、ドイツ語には格があります。ロシア語では、主格、生格、予格、対格、造格、前置格の6格ありますが、チェコ語では、上記に加えて、呼格があります。ラテン語に呼格がありましたね。呼びかけのときに使われる格です。

ロシア語を習ったときに、造格に驚いた記憶があります。ペンで手紙を書く、というとき、手段である「ペンで」を前置詞を使うのではなく、ペンの像格で表現するものです。こんな言語があったのか、と驚きましたが、チェコ語にもこの造格があるのです。

名詞に格があるのですから、必然的にそれを修飾する形容詞にも格がなければつながりません。「形容詞+名詞」でひとまとまりになるのですから、両方が一緒に格変化するわけです。

そうそう、格と同様に、名詞と形容詞に男性、中性、女性の性があります。性はロマンス語(フランス語、イタリア語、スペイン語など)にありますから、不思議ではないですね。ヨーロッパは、最初から「性」の区別が厳格ですね。文化のあらゆる側面でこらは感じられます。

***********
http://www.geocities.jp/nomonomoczech/


画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック