ホメオパシーに関する学術会議会長談話を読み、武谷三男を思い出す。

ホメオパシーに関する学術会議会長金澤一郎氏が談話を発表した。
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-d8.pdf

論理が弱い。もうすこし哲学のしっかりした文章がかけないものか。

武谷三男(タケミツで通っている)は、、「技術とは人間実践(生産的実践)における客観的法則性の意識的適用である」と定義した。

学術会議会長であったのなら、医学とは何か、の定義からはじめるべきではないか。人間の知的活動で、検証可能なデータに基づき、論理構造がはっきりしていて、すべての人から見て共通性・公共性・透明性のあるものが、広義の科学(このなかに、医学や技術が含まれる)ではないのか。

さらに、関係者(医者、技師、患者、患者家族)が主体的に科学的な思考を発揮し、それぞれが積極的な関係を保ちながら医学の進歩に寄与していく、というのが広義の科学の存在である。

それに対し、学術会議会長の談話では、
(1)「水」は希釈操作を30回繰り返したので、10の60乗倍希釈されいて、「ただの水」となっている。したがって、「副作用がない」ことはもちろんで、治療効果もあるはずがない。
(2)「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているため」との主張は、科学的な根拠がなく、荒唐無稽。
(3)「ホメオパシーに治療効果がある」との論文は、その後の検証により誤りであることが分かっている。
(4)「効くはずだ」というのは、単なる先入観で、冷静な判断ではない。
(5)ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性がある。
という論理です。

これを比べると、タケミツの偉さが思い出されます。
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック