メキシコ湾の原油流出事故に思う (2)シールの難しさ。

メキシコ湾の原油流出事故に思う
http://44579446.at.webry.info/201007/article_73.html
に続いて考えたことを記す。

圧力の高い流体を外から密閉することは至難であるということ。

水漏れ対策を経験した人がいるだろうか。水漏れ部分に外から密閉しようとしてもすぐに水が漏れてくる。要するにシール部に作用する水の圧力が,シール部を開く側に作用する構造は成功しないのだ。圧力がかかっている部分が,その圧力により圧着するような構造としなくてはいけない。

深海潜水艇の観測窓が典型的な例。観測窓は外側の直径が内側の直径よりおおきい円錐台をしている。深海の水の圧力により,観測窓が内側(船体側)に力を受け,窓と船体のシール部の隙間がなくなる方向に変形される。

今回のメキシコ湾の原油流出防止も,原油の高い圧力がシール部分を変形させて,ますますシール部の間隙を少なくなるよう,すなわち密着させる構造となっていなくてはならない。

家庭用の水でもシールは難しいのだから,高圧の石油を外側からシールすることは,上記の原理にのっとらないかぎり,成功しないだろう。
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