物理学会の思考停止。粗雑化,低脳化,無責任化。

日本物理学会誌の2010年4月号を読んだ。知性あるべき学会誌の痴愚化に唖然とした。
地球温暖化に関する槌田敦-阿部修治の記事のことである。

科学の活動の場であるはずの学会誌が罵倒の場となっている。おまけに編集部は無責任にもそれを放置している。知性どころか理性が放棄されている。こんなことなら,物理学会は(物理学者は),事業仕分けで官職をクビにしなければならない。

しっかりこの記事を読んでください。
http://www.geocities.jp/nomonomoglobalwarming/JPS/JPS_April_p260a_.pdf

こんな粗雑な議論が一流の紙面を堂々と飾っているのだ。両方の論文(?)とも,こんな論理構成では卒業論文の審査は通過しない。高校生レベルとしか言いようがない。基本的な科学的思考の訓練がなされていない。

科学的思考とは何か。あらゆる考えられる要素を取り上げ,それぞれに対して分析・評価し,わかることとわからないことを仕分け,前提を明示して仮説を立て,データを合理的に説明しようとすることといってよいであろう。
「みんながこういっているから正しい」ではないし,「得られるデータと私の方法ですべてが説明できる」でもない。論理学をすこし勉強したらどうか。

学会誌の編集委員の無責任ぶりにもあきれる。こんな査読(?)をしていては,紙価を落すだけだ。レベルの維持に積極的に努力しなければいけない。

もっとも,学会が話題提供をして,「事業仕分け」からすこしでも生き残るための戦略で,このような記事を印刷させたのなら,わからぬでもないが。はっはっは。

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