「地球温暖化の発見」(その1)

気候の一般の循環モデル このエッセイはPaul Edwards (University of Michigan)のエッセイをもとにSpencer Weartが改訂・拡張したものである。付加的な情報と参考文献については、Edwards のインターネット・サイトを参照されたい。

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気候システムは人間の脳の単純な洞察力により理解するには、余りにも複雑なものである。いままでの科学者で、全地球上の大気の運動を表す方程式を提示できたものはいない。1950年代に電子計算機が発達し始めると、アメリカの小さな研究グループは数千の数字の配列で大気をモデル化することを始めた。 この研究は1960年代に広がりをみせ、局所的な天気の短期予報をコンピュータのモデルをつかって細々とするようになった。しかし、地球全体の長期気候変動を模擬することは、コンピュータの能力不足、雲の形成のような重要なプロセスについての無知、基本的な海洋循環を計算する能力の欠如、そして、世界の実際の気候データの不足により進歩が阻まれていた。1970年代中頃になると、上記の問題点に解決のめどが得られ、Syukuro Manabeがかなり説得力のある計算結果を出すようになった。彼は大気中の二酸化炭素濃度が倍増すると、地球上の平均温度が数度上がるとの報告を出した。この結果は、その後の10年間に進展したより現実的なモデルを使った計算で確認された。しかし、計算結果に疑問を抱く研究者たちは、計算手法に技術的な問題があり、また、モデルが現存するデートと一致していないとして、これらの結果を認めていない。その後、1990年代後期までにこれらの問題はだいたい解決し、ほとんどの専門家は全面的な地球温暖化の予言をもっともらしいと考えるようになった。 けれども気候モデルを研究している者たちは、基礎方程式がまだ不十分で必要な性質を現していないこととの認識とともに、本当の気候が作り出す驚くべき変化をモデルに取り込めていないことに不満を感じていた。「Richardson博士は、ロンドンで現れる気候は、人間が最大限考えられるあらゆる現象よりもっと多くの気象要素をものを含んでいる、言った。」 (2)

http://www.aip.org/history/climate/GCM.htm

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