ギリシャ語(60) ギリシャ語とラテン語(14)

ギリシア語の現在・アオリストの命令形

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ギリシア語では,原則としてひとつの動詞に,現在の命令形とアオリストの命令形があるので,その区別が必要となるが,これはなかなか微妙である。
いちおう現在は持続を,アオリストは一回的な相をあらわすものとすると,その命令形は,前者は行為の継続を,後者は一定の対象に対する行為そのものを命令するという区別が予想される。
例えば,「追求せよ」では,「追求する」という動詞そのものが継続相をもっている。これに対して,「あの蝿を叩け」では,アオリストの相に適合している。この2つの形の相による選択はたしかに原則にかなってはいるけれども,一方では現在は行為の一般的な記述にも有効だから,そうなるとこの時制の差がいつでもはっきりととらえられるとは限らない。

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