ギリシャ語(58) ギリシャ語とラテン語(12)

不定法


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このような観点から法をみたとき,不定法をそれに加えることは,法としては理解しにくい。その命名といい機能といい,他の法とはあまり共通点が認められないからである。不定法をあらわすギリシア語は,否定辞のa.をとった用語に対比されている。これは(あるものに)加えて示す(動詞)」の意味で,動詞のあらわす概念そのものに「加えて」,時制,態,法をこめた人称,数を「示す」定動詞をあらわしている。したがって,その受動的否定であるとは,そうした人称,数などといった「余分なものが示されていない」,動詞の概念そのものをあらわす形という意味で選ばれた用語だと考えられる。しかしその具体的な形をみると,ギリシア語とラテン語の不定形は少なくとも時制と態によって語幹を異にするから,ひとつの動詞にいくつかの不定法の形が共存している。その意味では,これも単純に動詞の概念だけをあらわすものとはいえない。

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