ギリシャ語(32) アスペクトについて(3)

ロシア語のアスペクトについて、Bernard Comrie はなんといっているか。

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A.2.2.1.ロシア語
ロシア語では,完結相と不完結相とのあいだにアスペクト的な対立がある。一般的にいって,単純動詞は不完結相である(たとえば, писать 'write' (書く))。接頭辞をつけて,単純動詞から派生してきた動詞は完結相であって(たとえば, написать 'write', выписать ‘copy out’ (写す)),その完結相の動詞に接尾辞をつけて,派生してきた動詞は,ふたたび不完結相である(たとえば, выписивать ‘copy out’)。

アスペクト的な対立は過去テンスのなかに存在している。非過去においては,現在と未来との区別だてが不完結相のなかに存在している。この未来は,不定形に буду をくみあわせる,迂言的なつくりである。完結相は,ふつうは未来への時間の関係づけをもっていて,この形式には,伝統的には完結相の未来とよばれる,非過去ひとつだけが存在している。

Bernard Comrie, Aspect - An Introduction to the Study of Verbal Aspect and Related Problems, Cambridge University Press, 1976, 山田小枝訳, むぎ書房1988。


http://www.geocities.jp/nomonomoczech/index.htm

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