ギリシャ語(29) 日本語文法との比較(2)

日本語文法における、「叙法」 の概念はどうなっているのか。

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叙法について日本語文法の本をひっくり返しても説明はない。その代わり、モダリティ(法性)について説明がある。モダリティとは、
井上優「日本語の特性」、中島平三編『言語の事典』朝倉書店2005。
によると、

(1)話し手の判断様式(真偽判断や価値判断)に関わる判断様式モダリティ
(2)発話の表出様式に関わる発話態度のモダリティ
があり、以下のように例示される。
(1a) 真偽判断のモダリティ
   ダロウ (主観的推量)
   ラシイ/ヨウダ (証拠性判断)
   カモシレナイ/ニチガイナイ (蓋然性判断)
   ノダ (説明)
   ソウダ (伝聞)
(1b) 価値判断のモダリティ
   ベキダ (適当)
   ナケレバナラナイ (必要)
   デモヨイ (許容)
(2) 発話態度のモダリティ
   動詞の意向形 (語幹 + (y)oo )
   動詞の命令形 (語幹 + e(ro) )
   終助詞 (カ・疑問、ヨ・強調、ネ・確認)


膠着語特有のようにも見えるが、ことばの持っている本質的な特性のようにも見える。

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