志賀原発の真の問題は設計。隠蔽ではない。

北陸電力志賀原発で1999年6月18日に臨界事故を起こしたのが明らかになった。
事故を報告しなかった、隠蔽した、と問題になっているが、真の問題は、隠ぺい工作ではなく、原子炉の設計そのものだということに気づこう。
89本ある制御棒のうち3本が下に落ちて、中性子を吸収する炭素原子がすくなくなり、核分裂反応がすすみ、臨界状態になってしまった、というもの。
そもそも、制御棒の安定状態が、原子炉の危険状態である、という設計思想がおかしい。制御棒には当然のことながら、重力が働くから、万一制御棒が落下したとき、その状態は原子炉にとって安全側でなければいけない。設計者の基本的なこと。こんなことが、重大事故をおこすリスクのある原子炉で適用されていない。信じられない。未熟な設計者が設計したとしか思えない。
制御棒が落ちたあと、人力操作ができなかったらどうなるのか。地震でもあり、制御棒が抜け、作業員が全員被害を受け、制御操作ができない状態になったらどうなるのか。重大事態がおき、そのうえ、人力が期待できない状態を想定して設計するのが常識。そんな常識が備わっていない。これでは、設計とはいえない。
日本のすべての原発は、このような「安定」概念のないかぎり、運転を中止すべきだ。こんなにひどい設計の原子炉がまかり通っているかぎり、人類は破滅の一歩手前にある。

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